オーバーロードに登場する作中随一の頭脳派「デミウルゴス」。
アインズからはアルベドと並んでその知力を評価されており、ナザリックの頭脳とも言えるキャラクターです。
作中では作戦の指揮官となりナザリックの面々に指示を与えている場面もしばしば。
しかし、その中で「誰のことを言っているのか分からない」意味深な発言が見られます。
以下より、そんなデミウルゴスの発言とその詳細について解説していきます。
以下、最新刊のネタバレを含みます。
オーバーロード|デミウルゴスのセリフ1:この人物を殺すことは禁止だ
【「オーバーロードⅡコラボフェス」キャラクター紹介④】
「いと尊き御方、アインズ様の僕、デミウルゴス。お見知りおきを。」SR 魔法使い「炎獄の造物主 デミウルゴス(CV:加藤将之)」#チェンクロ #overlord_anime #蛙 pic.twitter.com/Yd2UBHSRS3
— チェインクロニクル公式 (@PirikaChro) February 20, 2018
オーバーロード書籍6巻、セバスが救出した「ツアレ」という女性が「八本指」と呼ばれる裏社会を牛耳る組織に攫われます。
セバスはアインズにツアレ救出を打診し、アインズはツアレ救出部隊を編成。
その救出部隊にはデミウルゴスも参加し、全権をデミウルゴスが握ることとなります。
デミウルゴス主導のもとツアレ救出のための作戦会議に入りますが、そこでデミウルゴスはエントマに幻で「ある幻像」を作って欲しいと依頼します。
デミウルゴスは出来上がった人の幻像を皆に見せ「この人物を殺すことは禁止だ」と発言します。
この人物が誰なのか、これ以降も特に説明されることがないため、読者としてはストーリー展開から予想をする必要がありました。
デミウルゴスが「殺すな」と言った人物が誰なのかは、ほぼ正解が分かっておりますので、以下より解説していきます。
殺してはいけない人物=クライム
オーバーロードのクライムがかわいすぎて寝れない pic.twitter.com/Ngh2xac1t4
— おにじ (@nijiiron) September 25, 2018
結論として、「殺していけない人物」というのは「クライム」になります。
(作中で説明されているわけではないですが、ストーリー展開からしてほぼ間違いないです。)
ではなぜ、デミウルゴスが「クライムを殺さないように」と指示したのでしょうか?
殺すなと依頼したのはラナー王女
ラナー王女大好き pic.twitter.com/bouzbU3kGu
— 林檎とひのわ( (@HimaHimarir) November 29, 2021
書籍14巻で明らかになる事実ですが、リ・エスティーゼ王国のラナー王女は「ゲヘナ作戦」時点でデミウルゴスと接触し、国を裏切り情報を提供していました。
デミウルゴスはツアレ救出の作戦会議に入る時点で、すでに「八本指」の居場所に関する情報を入手しており、セバスたちはその手際の良さに驚いていました。
この情報はラナー王女を利用して得たものでしょう。
ラナーはクライムに対して(歪んだ)愛情を向けており、大切に思っています。
そのため、ラナー王女は情報をデミウルゴスに提供する際に「クライムを殺さない」という条件を提示したのでしょう。
デミウルゴスはラナーの条件を守り「クライムを殺さないよう」指示を出したんですね。
クライムを確認したシャルティアが追跡をやめている
オーバーロード見終わった!
3期はちょっとシリアスだったかな〜
思ったよりアルベドには惹かれなかったけどシャルティアが好きになった🥰 pic.twitter.com/VEpirgxFEe— ごう (@GO72ONEPIECE) June 9, 2022
また、この章の後半ではシャルティアとブレインが再会し、戦闘になります。
シャルティアの爪を切り飛ばし、満足したブレインはその場から離脱しようとしますが、シャルティアが逃がすはずもなくブレインを追跡します。
しかし、その後シャルティアは「白い全身鎧を着た者(クライム)」を発見してしまいます。
そしてクライムとブレインは合流。
ブレインは周囲を確認しますが、シャルティアは追跡して来ず姿を消していました。
実はシャルティアは作戦会議にて、デミウルゴスから「この人物を殺すことは禁止だ、特にシャルティア」と釘を刺されていました。
(シャルティアは能力が暴走する可能性があるからですね。)
シャルティア自身もこれを重々承知していたため、クライムの姿を確認した時点で手を出さず追跡を断念した、と考えられますね。
デミウルゴスのセリフ2:ただ一人を除いて
デミウルゴス(オーバーロード)
賢いのだけれど、自分の辿り着いた答えを、アインズの思ってもいない思惑として、アインズに語らせられているところがたまらなく好き。見方によっては一番アインズを崇拝してそう pic.twitter.com/4lH5kla6Q6
— 恵(ケイ) (@tkwkei) January 17, 2019
オーバーロード書籍7巻、ナザリックの今後の方針を決めていく中で、デミウルゴスは「国に属さず、ナザリック自体が国になること」を提案します。
その中で、王国について「王国の現状では魅力がまるでない。ただ一人を除いて。」と発言しています。
この「ただ一人」というのが誰のことを指しているか、この時点では明らかにはなっていませんでした。
ただ一人=ラナー王女
ラナー王女の裏の顔 pic.twitter.com/Fw4GZXmy7U
— まつぼー@ポンコツ (@Matuboo_nboh) March 15, 2020
先に説明した「この人物を殺すことは禁止だ」を読んでいればなんとなく分かるかと思いますが、この「ただ一人」というのは「ラナー王女」のことを指しています。
前述の通り、デミウルゴスとラナー王女はすでに接触しており、この時点でラナーからは自身の国の滅亡までの計画を説明されています。
このような経緯から、デミウルゴスはラナーのことを「面白い人間」「利用価値のある人間」だと捉えるようになりました。
連絡手段は「影の悪魔(シャドウ・デーモン)」
ラナー王女にはデミウルゴスが使役する「影の悪魔(シャドウ・デーモン)」がつけられており、これを中継することで連絡を取っています。
デミウルゴスが作戦の内容をメンバーに伝達している中、デミウルゴスの影から「影の悪魔」が現れ、ささやくような声で情報を伝えている描写があります。
これも特に詳細の説明はありませんでしたが、ラナー王女につけられていた影の悪魔がデミウルゴスに情報を渡していたということになりますね。
まとめ
デミウルゴスが発言したセリフの中で、最初読んだだけでは分からない発言を2個ピックアップして紹介しました。
まとめると、
・「この人物を殺すことは禁止だ」はクライムのことを指しており、ラナー王女がデミウルゴスに殺さないように依頼した。
・「ただ一人を除いて」はラナー王女のことを指しており、デミウルゴスは自らの国の滅亡までを手引したラナーのことを高く評価している。
という感じですね!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!