無能なナナに登場する「渋沢ヨウヘイ」というキャラクター。
中島ナナオに次ぐ二人目の犠牲者であり、周囲の生徒からは、「もしかしたら最強かも…」なんて言われていました。
印象は地味ですが、確かに序盤に登場していい能力ではないですし、使い方によっては最強になりえたかもしれません。
今回は、そんな渋沢ヨウヘイの能力や性格についての紹介と、どのような最後を迎えたのか、ネタバレ有りで記載していきます。
無能なナナ 渋沢ヨウヘイの能力と代償は?
◤キャラクター公開!!◢
渋沢ヨウヘイ(CV:増田俊樹)
「時間を止めることができる」と言われている能力者。
何が起きても時間をあやつり、自分に都合よく状況を変えることができる。
性格は、やや神経質だが紳士的で理想家肌。#無能なナナ pic.twitter.com/Sy6YPMD3we— TVアニメ「無能なナナ」公式 (@munounanana) August 7, 2020
以下、能力と代償(デメリット)について記載していきます。
能力について
渋沢ヨウヘイの能力は「過去に戻ることができる」というものです。
心で念じることで過去の同じ場所に戻ることができ、何かしら過去を変えると、その結果が現在に反映されます。
すでにこぼれてしまったコップに対して、過去に戻りコップが溢れないように手で止めることで、コップから水が溢れなかった結果が現在に反映されます。
戦闘においては、過去に戻って確実に先手を取ることができるので、強力な能力だと思います。
しかし、その強力な能力に対する代償(デメリット)はけっこう多くなっています。
能力の代償(デメリット)について
能力の代償(デメリット)は箇条書きにすると以下のようになります。
- 過去に戻ると体力を消耗する
- 戻れる時間は24時間前まで
- 戻る過去が遠ければ遠いほど比例して体力を消耗する
- 12時間以上前に戻ると、戻った先ですぐに吐いてしまう程、体力を消耗する
- 戻った過去で人にはっきりと認識される(目が合う等)と強制的に現在に戻される
1回目では、息切れする程度ですが2回、3回と連続で使用していく地面に大の字になって寝転がってしまうほど疲労するようです。
5.に書いてあるとおり、過去に戻って何でもできるわけではないんですね。
そんなに簡単に過去は変えることができないということなのでしょう。
ちなみに、疲労を少しでも軽減するために体を鍛えているみたいです。一方で、運動は苦手なのか泳げません。
渋沢ヨウヘイの性格は?
紳士的な程度で常に敬語で話す少年。正義感が強く、ナナを心配して中島ナナオの捜索を懸命に行うなど、基本的に「善人」と言っていいと思います。
神経質な一面があり、「ご飯を食べるのが遅い人」「ご飯時にうるさい人」「飯粒を残す人」が嫌いなようで、食事時のマナーに厳しい。(伏線でもなんでもない、単なるキャラ付けだったみたいです。)
ナナから「学園最強」と言われ否定するなど、謙虚に振る舞う一方で、「自分の能力があれば世界からあらゆる悪を駆逐できる」「この世で唯一絶対の正義」と語るなど、自身の能力に絶対の自信を持っていることが伺えます。
(なんとなく、自信過剰でちょっとイキってる感じが鼻についてしまいました。)
自身の能力を自分から話さないようにしていることから、それなりの警戒心も持っています。しかしナナを多少警戒はしていたものの、ナナからの能力に関する質問には全て答えてしまっています。
「人の良さ」から来る軽率な行動なのでしょうが、「自信過剰ゆえの油断」とも言えるかもしれません。(まぁ、まさかナナに殺されるとは夢にも思わないでしょうし、仕方ないのですが。。。)
渋沢ヨウヘイは最後は?
渋沢ヨウヘイは、能力の特性を全てナナに教えてしまったことで、それを全て利用されてナナに殺されてしまいます。
渋沢ヨウヘイとナナが接触する日の午前中、「郡セイヤ」という氷を操る能力者によって池一面が全て凍らされるというプチ事件が起こっていました。
ナナはこれを利用して渋沢ヨウヘイを殺そうと考え、まずスコップを使って凍った池の上に土を敷き詰めました。
「昨日の18時以降に、実は中島ナナオは人類の敵に襲われていた」という嘘を使って、渋沢ヨウヘイを呼び出したナナは「凍った池の上の地面」に渋沢を立たせるように誘導し、能力を使ってナナオを助けてほしいとお願いします。
そして能力を使った渋沢ヨウヘイは、そのまま現在に戻ってくることはありませんでした。
昨日の18時以降に戻るため、渋沢は限界である「24時間前に戻るように」能力を使ったことになります。
池が凍ったのはこの日の午前中ですから、昨日の時点ではまだ池は凍っていません。
渋沢は泳げませんし、24時間前に戻ったということは、能力の代償として「戻った先ですぐに吐いてしまう程、体力を消耗」したことになります。
池に落ちた渋沢ヨウヘイはそのまま溺れて死んでしまった、というわけですね。
(しかも、その後池は氷漬けです。)
能力の特性や、泳げないことをうまく利用している上、証拠も残らない殺害方法で面白かったのですが、若干疑問に思うツッコミどころがありました。
ナナが凍った池の上にスコップ一つで土を締め詰めて地面に見せかけているのですが、これってなかなかの重労働ですよね。
池の浅い所だと足がついて助かってしまう可能性も考えると、けっこう池の中央付近まで土を敷き詰める必要がありますので、渋沢ヨウヘイと分かれてから呼び出すまでの間の時間で準備できるか?と思ってしまいました。
とはいえ、細かい部分ですし、そもそも無能なナナは推理やトリックを楽しむというよりは展開やストーリーを楽しむものだと思うので全然良いんですけどね!
まとめ
渋沢ヨウヘイの能力と性格、彼の最後について記載しました。
登場してから、あっという間に殺されてしまったため、申し訳ないですが印象が薄いんですよね。
殺害された生徒たちの中では「善人」側になりますので、可能性は低いでしょうが生きていてくれたら個人的嬉しいのですが…
まとめると、
- 渋沢ヨウヘイは「過去に戻ることができる」能力で最強候補だが、代償も多く使い勝手はそこまで高くない。
- 性格は神経質だが、紳士的で自信家。少しこじらせている節があるが「善人」側の生徒。
- 殺害方法は若干の突っ込みどころはあるが、能力の特性を利用していて面白い
という感じですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!