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ストロングワールドナミの録音メッセージ必ず助けに来ては不自然?最後の言葉の真意を解説

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2009年12月12日公開の「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」

ロジャー時代の海賊「金獅子のシキ」が登場し、攫われたナミを救出するためにシキと戦うストーリーです。

ストーリー中盤、シキに脅され仲間になるように言われたナミはルフィたちにトーンダイアルでメッセージを残します。

そのセリフの全容は物語の最後に明らかになるのですが、状況的に不自然なことが起きています。

以下より、そのセリフと状況を紹介し、解説していきます。

以降、ネタバレを含みます。

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ストロングワールド|ナミの最後のメッセージの真意は?

ストロングワールドの最後にトーンダイアルに吹き込んだナミのメッセージの全容が明らかになります。

みんなの前から黙って立ち去ることを許して下さい

私はシキの一味で航海士をすることにしました

シキはたとえルフィたちが逆らっても絶対に敵わない伝説の海賊

みんなが私を追ってきてくれても命を落とす結果になる

これだけ言っておきます

必ず助けに来て

中盤でルフィがこのメッセージを聞いたときは、最後の「助けに来て」の前に聞くのをやめてしまったために、誤解が生じていましたね。
しかし、ナミがこのメッセージを吹き込んだ時シキは近くでその様子を見ていました。
ナミのメッセージを聞いてたシキは以下のように答えています。

いい挨拶だ

これで後腐れはねぇな

仲間たちも納得するだろう

ナミのメッセージに対して賞賛のセリフを言っていますが、最後の「必ず助けに来て」というメッセージを聞いた上で、このセリフを言うのは違和感がありますよね。

(「後腐れはねぇな」と言っていますが、思いっきり後腐れがありますし。)

これはどういうことなのでしょうか?

ナミはシキには聞こえないようにセリフを残していた

ストロングワールドの小説版で、細かい状況の説明がされていました。

この時、ナミは最後の「必ず助けに来て」というセリフだけ、シキには聞こえないようにメッセージに残していたんですね。

シキからすると、

みんなの前から黙って立ち去ることを許して下さい

私はシキの一味で航海士をすることにしました

シキはたとえルフィたちが逆らっても絶対に敵わない伝説の海賊

みんなが私を追ってきてくれても命を落とす結果になる

これだけ言っておきます

このようなメッセージを残したように聞こえていたということになります。

最後の「助けに来て」というメッセージが無いため、「これだけ言っておきます」という言葉は後の言葉ではなく、前の言葉のことを指していると捉えることができます。

このセリフであれば、シキが「後腐れはない」と認識しても不自然ではないですよね。

また、映画の最後のメッセージの音量に注意して聞いてみると「必ず助けに来て」というセリフだけ「小さく、か細い声」になっていることが分かります。

(私も初見では気付きませんでした。)

ここからも、シキには聞こえないように考慮して話していたことが分かりますね。

ナミのメッセージは成長の証

ナミの最後の「必ず助けに来て」という言葉は、人によっては「ちょっと図々しいのでは?」と感じる人もおられるようです。

ですが、これはナミが仲間を頼ることができるようになったことの描写だと考えることができます。

アーロン編のころのナミは、仲間に頼ろうとせず自分一人の力で解決しようとしていました。

また、2巻でルフィに仲間になるように誘われた時は、「仲間」という言葉を嫌って「手を組む」という表現を使っていましたね。

(ここからも、基本は「個人で動く」ニュアンスを感じます。)

アーロン編時点でのナミであれば、シキに仲間になるように誘われたときにアーロンの時と同様に自分を犠牲にする方向で動いていたはずです。

しかし、今回の映画のナミは「仲間に助けを求める」ということが自然にできるようになっています。

これはナミが「仲間」に対しての抵抗がなくなり、信頼することができるようになったという成長に他なりません。

ストロングワールドはアーロン編と似たようなシチュエーションになっていますし、「ナミの変化を描く」というのが本作の裏テーマだったのかもしれませんね!

まとめ

「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」ナミのメッセージについて紹介しました。

まとめると、

・ナミのメッセージは最後のセリフだけシキに聞こえないようにしていた。

・映画ではナミの最後のセリフだけが声が小さくか細くなっており、シキに聞こえないようにしていたことが分かる。

・ナミの「必ず助けに来て」はナミの成長を象徴したセリフとなっており、ナミの成長が本作の裏テーマのように感じられる。

という感じですね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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